Nortel i2002

出典: VOIP-Info.jp Wiki

画像:Nt-i2002.jpg
プロトコルはUNISTIMですがAsteriskでも使えます(chan_unistim)。UNISTIMの場合、電話機側にはほとんど機能がなく、サーバ(チャネルドライバ)側で電話機を制御しています。このためchan_unistimを改造すると面白いことが色々できるため、プログラムを触って遊びたい人にはうってつけの電話機かもしれません。
PoE(IEEE802.3af)対応。

目次

機能

プロトコル : UNISTIM
PoE : IEEE802.3af
キー : ダイヤル,ソフトキーX6,カーソルキー,Msg/Inbox,Outbox,Directory,Services,Quit,Expand,Headset,Hold,Goodby,音量,ミュート,スピーカ
※機能はサーバ側が提供します。このため電話機単体では何もできません。

電話機本体の設定

IPアドレスおよびサーバ

電源投入後かリセット後に"Nortel Networks"と液晶に表示されている間にソフトキー(液晶の下のキー)4つを左から順番に全部押すと設定モードに入れます。

DHCP : 1  (DHCPを使わない場合は0)
 SET IP : (DHCPを使わない場合はIPアドレスを指定)
 NETMSK / DEF GW : (DHCPを使わない場合はネットマスクとゲートウェイを指定)
DHCP : Partial (DHCPを使う場合)
S1 IP : (AsteriskのIPアドレスを指定)
S1 PORT : 5000
S1 ACTION : 1
S1 RETRY COUNT : 10
S2 : S2はバックアップサーバになるので、S1と同じ内容で設定

リセット方法

電源を切らなくてもリセット&再起動が可能です。以下の順でキーを押します。ミュートキーは音量キーの下にあるやつです。

  • [ミュート],[上],[下],[上],[下],[上],[ミュート],[9],[Goodbye]

これで再起動がかかります。[9]を押した後に液晶が全て黒くなります。

Webインタフェースで設定できないのですか?

電話機には機能は何もついていませんのでできません。キー制御もサーバ側です。本体で設定できるのはIPアドレスや、サーバ、VLAN程度です。
UNISTIMサーバに到達できないとリブートを繰り返しますので注意してください。

chan_unistim

Asteriskは標準ではUNISTIMチャネルを持っていないので、別途インストールが必要です。
http://mlkj.net/UNISTIM/
ただし、このUNISTIMチャネルドライバはi2004対応のようでi2002では表示面で不具合がでますが通話はできます。
なお、chan_unistimは現在、trunk向けパッチが出ていますが、1.4系でも動作する模様です。
http://bugs.digium.com/view.php?id=8864&nbn=11

i2002対応版

  • Asterisk 1.2用
ftp://ftp.voip-info.jp/asterisk/channels/1.2/chan_unistim-1.0.0.4c-i2002.tar.gz
  • Asterisk 1.4用
ftp://ftp.voip-info.jp/asterisk/channels/1.4/chan_unistim-1.0.0.5c-i2002.tar.gz

mlkj.net版を元にi2002用に改造してあります。i2002の場合、表示部分が実質1行しかないため必要な情報のみ表示しています。また、アイドル時には時計を表示するようにしました。
インストールは適当なディレクトリで展開し、makeしてください。make後に出来上がるchan_unistim.soを/usr/lib/asterisk/modules/へコピーし、module loadまたはloadで読み込めば動作します。

i2002対応版その2

  • Asterisk 1.2用改造版
ftp://ftp.voip-info.jp/asterisk/channels/1.2/chan_unistim-1.0.0.4c-i2002-r1.tar.gz
  • Asterisk 1.4用改造版
ftp://ftp.voip-info.jp/asterisk/channels/1.4/chan_unistim-1.0.0.5c-i2002-r1.tar.gz

i2002で使いやすいように改造してあります。
もともと[Msg/Inbox]で着信履歴、[Outbox]で発信履歴が表示されるのですが元の実装では行数が足りないため、ちゃんと見えない欠点があるので1行表示にししました。発・着信は時間しか表示できません。時間の後ろの1文字は以下の通りです。
A - Answerd
B - Busy
C - Congestion
F - Fail
M - Missed

ファンクションキーは以下の写真のように変更しました。各キーの意味は見ればわかると思いますが・・・
画像:I2002-lcd2.jpg

unistim.confの設定に以下が追加されています。

sharpdial=yes    設定はyes/no

各電話機の設定にsharpdial=yesを追加することで#キーでの発信が可能になります。当然ですが#を含む番号への発信はできなくなります。

[Expand]キーに意味がない(テスト文字列表示)ので、[Expand]キーを発信キーにしてあります。番号をダイヤルした後に[Expand]を押すと発信します。

AstLinux用モジュール

i2002対応版その2,と同じものです。AstLinux用にコンパイル済みのものを用意してあります。

  • i586用(MicroClient JRで動作します)
ftp://ftp.voip-info.jp/astlinux/i586/modules/chan_unistim.so
/usr/lib/asterisk/modules の下にコピーしunistim.confを作成してからAsteriskを再起動してください。

設定方法

unistim.conf

/etc/asteriskにunistim.confを作成します。MACアドレスを指定する必要があるのでメモしておいてください。

[general]
port=5000                使用するUDPポートを指定します。

[nortel1]                セクション名(SIPピア名と同じ)
language=jp              使用言語
callgroup=1              コール・グループ
pickupgroup=1            ピックアップ・グループ(注)
context=default          コンテキスト名
device=xxxxxxxxxxxx      このi2002のMACアドレスを指定します
rtp_port=10000           RTPのポート番号
rtp_method=3             RTPメソッド(3で動作するはずです。音が聞こえない場合には0,1,2いずれか)
status_method=0          0を指定
dateformat=0
timeformat=2
callerid="209" <209>     CIDを指定
mailbox=209              VMメールボックス番号を指定
linelabel="209"          ラインの名称を指定(右下に表示される)
line=>209                ライン名を指定(内線番号と同じにするのが良いでしょう)
bookmark=3@Voicemail@299 ソフトキーの設定(下記参照)
bookmark=4@MeetMe@300

注:CallgroupとPickupgroupは指定できるのですが、コールピックアップが動作しないようです。解法は下記を参考にしてください。

extensions.conf

ダイヤル方法は簡単です。上記の例で内線を209にしたのならば以下のように書くだけです。

exten => 209,1,Dial(USTM/209@nortel1)

つまり line@セクション名 に対して、テクノロジUSTMでDialします。

設定が完了したならば、unistim reloadで設定をリロードし、電話機を再起動すれば使えるようになるはずです。

ブックマーク

ブックマークはキーのいわばショートカットで、i2002の場合には液晶の左右にふたつづつあるキーがそれです。ただし、右下のキーはラインとして動作するので使えません。それぞれのキーの位置コードは、このページの下のほうに書いてある通りで、右下が0です。
bookmark=のエントリはline=>のエントリよりも下に書かなくてはなりません。書き方は

位置@表示@ダイヤル先

です。例えば上記の例では左上のキーに"MeetMe"と表示し、このキーが押されると300番をダイヤルします。左下のキーにはVoicemailと表示し、キーが押されると299番をダイヤルします。
画像:I2002-lcd.jpg
さらに面白いことに、この部分はSendTextで動的に書き換えることができます。

SendText(@位置@アイコン@表示@番号)

を記述すると、書き換えができます。この際の位置は位置コード(0,1,3,4)、アイコンはよくわかっていませんがi2002の場合には受話器アイコンしかないと思われます。アイコンコードは32~64の範囲です。表示は液晶に表示される文字列で、番号はキーが押された場合のダイヤル先です。

コールピックアップ

callgroupとpickupgroupが指定できるのですが、通常のピックアップが動作しないようです。おそらくUNISTIMチャネルの問題だと思いますが、そこまでソースがまだ追えていません。
簡単に解決する方法は、ピックアップしたい電話機を指定してPickUpを実行してしまう方法です。例えば*88をピックアップ用番号に指定したとします。

exten => *88,1,PickUp(201&202&203&204)

のように記述すれば201~204までの電話機をピックアップできますので、i2002側には

bookmark=1@PickUp@*88

のように指定しておけば液晶右上のキーをピックアップキーとして使用することができます。

着信音

実は電話機側で制御できません。というか今のUNISTIMチャネルドライバではできません。
unistim.confに以下のように書きます。

ringvolume=2     デフォルトの着信音量
ringstyle=3      着信音の種別指定

着信音量は着信中に音量キーを押せば変えられます。

鳴り分け

実はサーバ側から鳴り分けが簡単にできてしまいます。

Dial(USTM/209@nottel1/r1)

のように記述するとリンガ1の音で呼び出します。r2にすれば2の音で呼び出します。さらに

Dial(USTM/209@nortel1/r12)

と記述するとリンガ1で、音量2で呼び出します。

キーコード

ソフトキー
キーコード(16進)
液晶左上0x64
液晶左下0x63
液晶右上0x61
液晶右下0x60
液晶下左から0x54,0x55,0x56,0x57
カーソル上0x4c
カーソル右0x4e
カーソル下0x4d
カーソル左0x4f

ラベル付キー
キーコード(16進)
Msg/Inbox0x7e
Outbox0x7d
Directory0x7f
Services0x7c
Quit0x50
Expand0x7b
Headset0x5e
Hold0x5b
Goodbye0x5c
ミュート0x5d
スピーカ0x5f

テンキー
キーコード(16進)
10x41
20x42
30x43
40x44
50x45
60x46
70x47
80x48
90x49
00x40
*0x4a
#0x4b

ソフトキーの位置コード

ソフトキー
キー位置コード
液晶左上4
液晶左下3
液晶右上1
液晶右下0
リンク等
ユーザ登録
Google

Ads.
ioPLAZAڥǡľΥȡ